小林病院

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骨密度測定検査

2015/09/02

骨の健康診断を受けましょう

骨粗鬆症は、骨折の最大の危険因子であり、骨折発生率は年齢とともに上昇傾向にあり、
早期診断による適切な予防・治療が必要です。
骨折した場合は消化器疾患や心疾患などの合併症、寝たきりなどの症状の重症化をまねく病気です。

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骨粗鬆症とは?

「骨粗鬆症」とは、「低骨量でかつ骨組織の微細構造が変化し、そのために骨がもろくなり骨折しやすくなった病態」と定義されています。原発性骨粗鬆症患者は、老人や特に閉経後の女性に多く、高年齢化社会の到来により今後ますます増加することが予想されます。
男性、女性ともに加齢により骨量が減少しますが(老人性骨粗鬆症)、一般に女性は男性に比べ、最大骨量が小さいこと、また閉経があることにより、その後の骨量減少の程度が大きい為、骨粗鬆症になりやすいとされています(閉経後骨粗鬆症)。骨量減少は閉経前後より始まり閉経直後の減少程度が大きいため、40歳前後の女性は骨量(骨密度)測定をするのが望ましいという意見もあります。また、妊娠による突発的な骨量減少(妊娠後骨粗鬆症)、さらに近年、食生活の変化や無理なダイエットなどによる骨量減少もクローズアップされてきています。これらのことにより、骨塩定量を応用した検診、診断の重要性が提唱されています。

 

骨粗鬆症になるとどうなるの?

骨粗鬆症になると骨がもろくなるため、ちょっとつまずいて転倒しただけでも骨折しやすくなります。
骨粗鬆症に伴う骨折のなかで、もっとも頻度の高いものの一つに胸椎・腰椎の圧迫骨折があり、その他に大腿骨頚部骨折、上腕骨近位部骨折、橈骨遠位部骨折、肋骨骨折などの骨折も転倒を契機に起こるとされています。特に、大腿骨頚部骨折や胸腰椎部椎体骨折では寝たきりになることが多いとされており、そのため骨量減少を早期に発見し、治療を行うことが重要となります。

 

どんな検査をすればいいの?

骨粗鬆症を診断するためには、まず腰椎などのX線撮影を行い、骨の変化を見ます。そしてさらに定量的に診断するために骨塩量(骨密度)を測定します。骨密度値を測定する検査には、X線や超音波を用いた骨密度測定装置で測る方法、CT装置を用いて測る方法、手のX線写真の濃度を換算して測る方法などがあります。
それらの中で最も広く用いられている検査として、X線を用いた骨密度測定装置で測定するDEXA法があります。DEXA法とは、高低2種類の異なるエネルギーのX線を用いることによって筋肉や脂肪などの厚みに関係なく骨成分だけを抽出して測定する方法です。ですから、DEXA法を用いた骨密度測定装置(DEXA装置)は、体格などに左右されずいつも安定した測定値を得ることができ、骨密度測定装置のゴールデンスタンダードとなっているのです。

 

骨密度測定ってどんな検査?

当院では、腰椎・大腿骨の骨密度を測定できます。現在は手首の測定はしていません。
測定時間は約2分間で、すぐに結果が出てきます。X線による被ばく線量もごくわずかで済み、非常に簡単な検査ですので気軽に受け付けていただくことができます。